台北に来ています!

暑いです。

ぼくが台北に来る前は、台北では空港も水浸しになるほどの大雨だったのですが、ぼくが台北入りしてからというもの晴天続き。

晴れ男と呼んでください。

話は変わりますが、今月4年ぶりとなる初音ミクのコンサートである【HATSUNE MIKU EXPO 2016 in Taiwan】が台北市内で開催されます。

この初音ミクのコンサートに合わせて行われている企画展(6/4-6/12)で、発売前のPlayStationVR(PSVR)で初音ミクの『SEGA feat. HATSUNE MIKU Project VR Tech DEMO』を体験することができます。

で、行ってきましたよ。

会場になっている場所は「華山1914文化創意產業園區」。

この場所は、日本統治時代の酒工場の跡地を再利用したアート・イベント空間になっています。現代的なビルが立ち並ぶなかで、この場所だけタイムスリップしたような趣が残っています。

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工場が閉鎖して、12年間放置されていたそうですが、台湾の若者がこっそり忍び込んで壁画を描いたりしてたのがクリエイティブ空間になった始まりだそう。今では雑貨、カフェ、映画、アートイベントなどクリエイターで賑わっています。

その一角で、初音ミクのイベントは行われていました。会場では絶えず人が出入りしていて、台北でも初音ミクは大人気です。

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お目当のプレステVRの体験をするためには、ナンバープレートをもらわないといけません。1日110人の限定となっているそうです。お昼前に行ったのですが、入り口にあるタイムテーブルを見てみると、今日はもう予約一杯。

今回縁がなかったのかなとVRは断念。展示会場に入ってみました。

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中はそれほど広くないのですが、いろんな絵師さんの初音ミクをモチーフにしたイラストが飾ってあったり、ねとらぼでしか見たことないようなミクのフィギュアが展示してあったりと、じわじわとテンションが上がってきます。

ありました。プレステVRの体験会場。

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6〜8人の人たちが並んで待っています。列の最後にはナンバーごとに時間が割り当ててある看板が立てられていて、開始10分前には来てくださいね、みたいなことが中国語で書かれています。

楽しそうな人たちの姿を見ながら、ハイスペックなVRを体験してみたかったなと悔しさが込み上げます。

でも、ここは南の国、台湾。

「なんとかなるんじゃないかな?」と、スタッフの威勢のいい男性に声をかけてみると「並んでくれたら参加できるよっ!!」とのこと。

あまりにもあっさりオッケーが出たので「ナンバーいらない?」と聞きなおすと、「不要、不要」とのこと。おいw

(たまたま声をかけた人がよかったのか、外国人だから大目に見てくれたのかは不明)

ってなわけで、運よくプレステVRの体験してきました。

スタッフが頭にPSVRを装着してくれます。頭に装着するヘッドマウントは密着度があり、隙間なくハマる感じ。クッションが程よく効いているので痛みとか重さは感じないほど快適でした。

ただ鼻を押さえつけられるので少しだけ息苦しかった。自分で装着できればもっと快適な位置に合わせられるはず。

モーションコントローラーを手に持たされて、準備完了。

ゲームタイトル画面がふわふわと浮いているのが見えます。と、ここで問題発生。少しピントがずれてる・・・・

スタッフの兄さんが耳元で説明してくれたり、確認してくれてるんだけど、早すぎて聞き取れない。

ピントが合っていないという中国語がパッと出てこない・・。

で、このまま始まっちゃいました。

それでもかなりの没入感。キョロキョロしちゃいます。画像も音も綺麗。

デモの映像は初音ミクのライブ。前半は観客席から見る感じ、後半はステージの上で間近にミクを見れるって感じ。

他の体験者を見てると、あまりキョロキョロしてなかったのですが、あれはひたすら大好きな初音ミクを凝視してたからでしょう。

ミクよりもVR空間への好奇心の方が大きかったぼくは、上はどうなってるんだろ、下を見たらどうなってるんだろと、キョロキョロしちゃいます。

そうそうモーションコントローラーを振ると、VR内ではペンライトを振ることができます。

外の光が漏れて中に入ってくることもなく、ヘッドフォンが外の音をちゃんと遮ってくれます。完成度はかなり高いです。

デモが終了して、ヘッドマウントを外すと、ふわっとして夢でも見てたかのような気分。

ピントをちゃんと合わせていたら没入感がさらにあったんでしょうね。でも恐るべしプレステVR、これは欲しくなる!!VR家庭用として普及する予感。

実は台湾では日本よりもVRが進んでいる感じ。

テレビで女優さんがスマホを使ったVRを装着して宣伝しているスマホ機器のCMを見かけました。日本ではまだないですね。

台湾にはHTCやらAcer、ASUSなど優れたメーカーがあります。ハイスペックのVR機器、HTC Viveは日本でも注目されつつありますね。

台北市内にはVRを体験できるショップも多そう。今度時間を作って探しに行ってみたいと思います。

【展覧会会場】

住所:台北市中正区八德路一段1号

施設:华山1914文化创意产业园区 东三馆 乌梅酒厂

時間:6/4-6/12 平日 9:00-18:00 土日・祝日9:00-20:00

チケット料:NTD200元